こんにちは!
海外遠征シリーズを、事前準備編、時差対策編と連載してきましたが、
今回は最終回の「選ぶ力」編です!
今回はより栄養面にフォーカスした内容を3つに分けてお伝えしていきます!
では、さっそく見ていきましょう!
【1】「選ぶ力」をつけておく
海外遠征では、初めてまたは慣れない土地や環境で食事を摂り、調整し、ベストコンディションを維持しなければなりません。
そこで、まずつけてほしい力が「選ぶ力」です!
海外のホテルの食事の多くがビュッフェスタイルで提供されます。
次の3つのポイントを抑えて、自身で選び、取り分けることを意識していきましょう。
◆自分に必要な栄養素
◆それを摂取できる食材や料理
◆その適切な量
上記のポイントが抑えられないと、どんどん体重が減ってしまったり、疲労が抜けなかったり、怪我のリスクが高まったり…とベストコンディションには繋がりません!
日頃、日本での食事や補食の管理をを栄養士やチームスタッフに任せている選手の場合、この力が不足していることも多いです。
普段の生活から、自分はどんな食品がどれくらい必要なのか、考える習慣をつけ、選ぶ練習をしておきましょう!
【2】足りない栄養素が分かる・補える
普段と違う食環境になると、不足する栄養素が発生してきます。
栄養士が帯同していない遠征の場合は特に、今摂っている食事ではどんな栄養素が不足し、それを補うためにはどんな食材をプラスすれば良いかを、選手自身が判断できなければなりません。
繰り返しになりますが、「事前準備編」でお伝えした、次の内容も合わせて確認しておきたい内容です!
◆食環境の事前調査
事前にホテルや現地国の食事を調べ、不足しそうな栄養素や、それを補える市販品を栄養士と一緒に考えておき、持参する食品や現地購入を検討しましょう!
◆栄養士との連携
栄養士の帯同がなければ、日本の栄養士と連携し、食事写真を送ると随時アドバイスがもらえるような環境を準備しておくことも方法のひとつです!
◆ホテルや会場周辺の飲食店・スーパーマーケットを確認
現地の食事で栄養素の不足が出た場合、不足した栄養素を補うため、食料品の調達ができる場所があるかどうかの確認も重要です。周辺の環境を確認しておきましょう!
【3】「食べる力」も大切
遠征先によっては、多用される食材が日本とは大きく異なる場合があります。
特に主食の種類(米・パン・麺類)については必ずチェックしておきましょう!
大きな国際大会では様々な国から選手が集まるため、料理も充実していますが、そうでない場合は、日本から主食や調味料類を持ち込むことも必要です。
しかし、遠征期間や環境によっては、現地で提供される食事で対応しなくてはなりません。
そこで必要なものが「食べる力」です!
皆さん、小さい頃からよく「好き嫌いはするな」と言われてきたと思います。
これは選手においても同じです。
好き嫌いの少ない選手の方が、単純に食べることができる料理・食材の幅が広がりますよね。
海外でもどんどん活躍していきたい選手は、偏食・好き嫌いを少なくしておくこともとても重要です。
いかがでしたか?
3編連続でお送りしてきましたが、海外遠征の食事においてどれも重要なポイントばかりです!
自分に足りなかった部分は、ぜひ参考にしてみてくださいね!