最近はスポーツの現場でも、遺伝子検査や糞便検査など、個人の状態を知ることができる分析ができるようになってきました。
一方で、こういった検査を実施したけどその後、イマイチ生かされなかった。という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
個人の状態分析を行う上で大切なことについて記事にしてみました。
分析結果を生かす
僕自身、こういった自分の状態や状況がわかる分析を手軽に行える環境になってきたらより、アスリートのパフォーマンスや体づくりに役に立つと思っています。
そのため、個人の状態を知る、分析への興味は非常に高く、自分でも受けたりしますが、分析の結果が生かされないケースがよくあります。その多くの場合が、結果を踏まえて具体的にどのような対策を毎日の日常の中で実施していけばい良いのか、いかなければならないのか、それがわからない時です。
自分の結果を見ること自体は興味を持っている選手も多く、結果を見た瞬間の熱量は非常に高く「僕ってこの数値が低いんだー」「思ってた通りこの数値がたかいね」とか熱量高めで結果を見つめています。
しかし「改善するためにこれからどうすればよいのか?」大切なのは、対策に落とし込む行為ですよね。
ここでしっかりと対策へ落とし込み、熱量を一瞬のものではなく、ロングテールで毎日実施して初めて分析を実施した価値が生まれます。
この意識をもって分析することが大前提ですが、問題は対策まで落とし込む方法です。
対策まで落とし込むには?
分析結果は単純明快な時もあれば専門的な時もあります。
さらには、分析結果は単純明快だが、その対策としては栄養の知識を持って普段の食事改善をしていかなければならないケースもあります。
そうすると、自分で分析結果をみただけではどうすれば良いかわからないケースも多いのではないでしょうか?
分析と、対策への落とし込みがしっかりとサポートされた状態でサービスとして分析が提供されるのが一番だと思いますが、そうはなっていないケースもあります。または、落とし込みが浅いケースもあります。
つまり、
結果と答えを教えてあげるだけでは不十分なケースが往々にしてあるということです。
まとめ
これから、個人の状態を知る分析環境がより進んで便利な世の中になると同時に、具体的な対策まで落とし込める、知識や情報、もしくは寄り添ってくれる専門家がより大切になってくるように感じています。
これから何か分析をしようと思われている方は是非、具体的な対策まで落とし込めるサービスなのかどうか。そんなところまでイメージしながら行ってみると良いかもしれません。
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