キックは使わずにストロークだけで泳ぎますが、あえて浮力の大きなキックボード(ビート板)を挟むことで、体幹部への刺激を増やし、コアの安定とそこからの連動を学習していきます。
コンビネーションへ繋げよう①〜③で行なってきたストロークとローテーションのポイントを再現できるように取り組んでみましょう。
目次
①水中正面から見たポイント
②水中横/陸上横から見たポイント
③陸上正面/後方から見たポイント
①水中正面から見たポイント
泳動作にはフラットな局面があることを理解し、左右のストロークやローテーションとのタイミングを確認していきましょう。
ストローク動作中は、指先でプールの底に真っ直ぐな線を引くようなイメージを持って行なえるとよいですね。
動画で動作を確認しよう!
②水中横/陸上横から見たポイント
ストローク動作中に、左右の腕が肩のラインよりも前(頭側)にある時間を確認しましょう。
動画で動作を確認しよう!
③陸上正面/後方から見たポイント
胸椎ローテーションの動作に釣られて、骨盤の傾きが大きくなると、大腿部に挟んだキックボード(ビート板)が、左右に大きくぶれてしまいます。腹筋群を働かせて骨盤の傾きを抑えること、そして、股関節回旋が可動すると、脚に挟んだキックボードが左右にぶれにくくなります。
キック動作は行ないませんが、キックを水底方向へ打ちこむ意識を忘れずに持ち、練習に取り組めるよよいですね。
動画で動作を確認しよう!
※泳ぎの技術には諸説あり、アプローチの方法もいくつも存在します。このサイトで紹介した情報が全てではありませんので、予めご承知置きのうえ、参考にしていただけましたら幸いです。
元200m自由形日本記録保持者/元400m・800mリレー日本記録メンバー/1998年アジア大会金メダルリスト/2001年福岡世界選手権ファイナリスト/1993〜2015年まで23年連続日本選手権(2011年代表選考会を加算)に出場/40歳を過ぎた現在でも未だ日本の第一線で活躍中の鉄人スイマー/全国各地でスイムクリニックや研修会の講師を務め、ジュニアからマスターズスイマー、トップアスリートまで幅広く指導