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【腸からコンディショニング】シンバイオティクスを取り入れた食事のすすめ
2020.05.11(更新日2021.04.30)


 

メディアなどで腸の状態を整える「腸活」、腸内で良い細菌を育てる「菌活」などが取り上げられるほどに、腸のコンディショニングが着目されています。

 

前回の記事では、腸のコンディションをチェックする最も簡単な方法は、便の形状を確認することであるとお伝えしてきました。

 

前回の記事はこちら>>【腸からコンディショニング】「便」を見て「腸」を知る方法とは?

 

腸の状態が良い時の便は、柔らかすぎず、固すぎない「バナナ便」です。

 

今回のコラムでは、腸の状態を整えバナナ便を目指すために必要な食事の対策について、より詳細にお伝えします。

 

腸のコンディションを良くする食事法とは?

プロバイオティクス

腸内で良いはたらきをする善玉菌

例:発酵食品などに含まれる善玉菌(乳酸菌やビフィズス菌)

プレバイオティクス

善玉菌のエサとなるもの

例:水溶性食物繊維やオリゴ糖

◆シンバイオティクス

プロバイオティクスとプレバイオティクスを同時に食べること

 

シンバイオティクスを達成させる食品例

例えば、発酵食品などによりプロバイオティクスである善玉菌(乳酸菌やビフィズス菌)を日常的に摂取していると、それらの善玉菌が徐々に腸内に定着します。

 

さらに、プロバイオティクスのエサとなる食物繊維やオリゴ糖を摂ることで、善玉菌が活性化されます。

 

 

シンバイオティクスを取り入れた食品の組み合わせの一例

【プロバイオティクス + プレバイオティクス】

・ヨーグルト + バナナ(オリゴ糖)

・味噌(汁) + わかめ、ごぼう、にんじん、いも類など(水溶性食物繊維)

・納豆 + おくら(水溶性食物繊維)   など

 

より効率よく腸のコンディションを整えるためにはひと工夫し、シンバイオティクスを取り入れた食事を実践すると良いでしょう。

 

ご自身の食スタイルや好みに合わせて、様々なバリエーションを楽しんでくださいね。

 

そして、最後に忘れてはいけないのが水分補給です。

 

どれだけシンバイオティクスの食事を心がけていても、1日の水分摂取量が少ないと便秘になりやすくなります。のどが渇く前にこまめに水分を摂るのがポイントです。

 

【補足】
ダイエットや食事制限中の人は、食事量の減少に伴い、1日に摂取できる水分や食物繊維が減ってしまいます。そのために、便のかさが減り排出されにくくなる(便秘)→体重が増える、などの負のスパイラルが起こりうるので水分をしっかりとりましょう。

 

腸を整えることは免疫力UPにも繋がります。

 

普段から、プロバイオティクス(善玉菌)+プレバイオティクス(善玉菌のエサ)を意識しましょう!

 

河村

水分摂取も忘れずに〜!

 

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河村亜希

・管理栄養士・公認スポーツ栄養士・IOC Diploma in Sports Nutrition・オーストラリア国立スポーツセンター(AIS)アシスタントスタッフ(2016年~)・全日本スキー連盟ハイパフォーマンスサポートスタッフ(2016~2018年)・日本バレーボール協会 医科学スタッフ(2017~2021年)・日本スケート連盟フィギュアスケート部医科学スタッフ(2020年~現在)などの日本代表チームに対する栄養サポート経験等を経て、現在は大学で研究活動にも取り組んでいる。
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