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股関節をうまく使うことで、股関節の伸展から生み出されたパワーを胴体、腕と全身を使って発揮し、パワフルなパフォーマンス発揮することにも繋がります。
そこで今回は、股関節をうまく使うためのエクササイズとして、「brotherfaris」さんがインスタ動画でご紹介しているメディシンボールエクササイズをご紹介します。
【フィジカルを強化しよう!】股関節からの連動を意識したトレーニング
このエクササイズでは、膝をついて行うことで膝から下の動きが制限されて、股関節の動きに集中しやすいというメリットがあります。
そのためスクワットなどでうまく股関節が使えないような人は、このように膝をついて股関節を使う練習をすると股関節の感覚を掴みやすい場合があります。
またメディシンボールの重さを重くすることでより難易度を上げることができるので、初めは軽いメディシンボールからスタートして徐々に重くしていくとさらに股関節を使う感覚を覚えやすくなります。
それではエクササイズのやり方をみていきましょう!
エクササイズの方法
写真のように膝立ちになって、メディシンボールを持ちます。
次に姿勢を低くして力をタメます。
そして、タメた力を解放するように前方に体を押し出しながらボールを投げます。
ポイント
このエクササイズは簡単そうに見えますが、股関節をうまく使えているかどうかでボールへの力の伝わり方が変わってきます。
(1)上半身を丸めすぎない
まずスタートポジションから、力をタメるポジションを取ると時に気をつけなければならないのが、上半身を丸めすぎないことです。
上半身を丸め過ぎてしまうと力をタメる場所が腰や腹部、腕のどこかの位置に集中してしまい、その力をタメた場所でボールを前へ飛ばそうとしてしまいます。
力をタメる理想的な場所は股関節で、上半身を丸めるのではなくヒップヒンジと呼ばれる股関節からしっかりと上半身を折り曲げて行う動作で行うとうまくできます。
(2)股関節でためた力を胴体、腕の順で連動させる
次に股関節に力をタメてからボールを前へ飛ばすまでの時に意識することとしては、股関節でタメた力を胴体、腕へと順に連動させることです。
このことにより股関節でタメた力+腕の力を使ってボールを遠くに飛ばすこともできます。
弓をイメージしてみてください。
股関節に力をタメている姿勢が、弓と弦を後ろに引いた状態になります。そして、以下の写真のように股関節が伸びきった時が弦が引かれた位置から元の位置に戻った時です。
弓矢は弦がそれ以上前に進めないために、弦にあったエネルギーが弓矢に伝わって弓矢は遠くに飛ばされます。
これと同じようにこのエクササイズでも、股関節が伸びきった状態からこれ以上胴体が前にいけなくなりそのエネルギーが腕へと伝わります。そしてこのエネルギーが伝わった瞬間と同時に腕を前に押し出すと股関節から胴体へ伝わったエネルギーが腕まで伝わってそのエネルギーを利用して腕でボールを前に押し出すことができます。
この一連の流れが股関節から腕への連動を作る鍵になります。
まとめ
今回は、股関節の使い方の練習、そして股関節から腕への連動を作る練習としてインスタグラムから引用したトレーニングを紹介しました。
野球やバスケットなど腕を使う種目のスポーツでは、腕投げにならないように全身の体を使ってボールを投げることが必要になります。そのようなためにもこのエクササイズで、股関節から腕への連動を鍛える練習として役に立つかと思います。
また、実際に投げることのないスポーツ競技であってもこのような連動を習得することで基礎的な走る·止まる·ジャンプするなどの動きの精度も高めることも可能ですので是非参考にしてみてください。
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※今回ご紹介した動画は「brotherfaris」様の貴重なinstagram作品です。