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【栄養指導から学ぶ】体重増加でプレーの幅を増やす-編- Vol.4
2021.09.20

このシリーズでは、プロバイオティクス酵素サプリメントの「アーゼライト」のサポートで、京都大学男子ラクロス部の選手に対して行っている月1回の管理栄養士さんによる栄養指導内容をご紹介していきます。

 

栄養指導を元にどのような考えのもと、どのような対策と具体的な行動をおこし、どのような結果や課題が出てくるのかをシーズンを通してチェックしていくシリーズです。

 

「栄養指導ってどうなの?」

「こんな時ってどんなものを食べれば良いの?」

など、実際の栄養指導の内容からヒントと学びを得ることも多いと思います。

 

目的の違う5名の選手に個人指導を行なっています。

自分の目的に近しい選手の栄養指導内容を見つけてチェックしてみてください。

>>>他の選手を見る

 

選手Iの場合

「体重増加でプレーの幅を増やす-編- Vol.4」では、選手Iに向けて7月に実施した食事カウンセリングのフィードバックの内容をもとにお伝えします。

 

【ゴール設定】

体重:8月末までに体重を71kgにする(現在の体重:70.2kg)

目的:8月に始まるシーズンまでに71kgにするため

 

現状の課題

◆朝食後の腹痛問題

◆試合前後の食事

 

 

 

これまでの取り組み

●朝食後に腹痛が発生することが多かったため、今まで朝食で食べていたご飯をパンに変えてみたり、卵を食べないようにしていた。

 

●試合直前は試合でのエネルギー補給のためにおにぎりなどの糖質を中心とした食事をしており、試合直後はいつも通りの晩ご飯を食べることが多かった。

 

 

カウンセリングの内容

どう改善していくか

<朝食後の腹痛の原因>

夏季のトレーニングの疲労が内臓疲労につながっているため、通常よりも消化時間が長くなっていることだと考えられる。

問題解決のためには、できるだけ消化をしやすくするために、咀嚼回数をいつもより多くしたり、消化時間を確保するために食べる時間を早くすることが大切である。

 

<試合前後の食事について>

試合前の食事はこれまでの取り組み同様にすぐにエネルギーとなる糖質中心の食事で問題ない。

しかし、糖質中心になることでタンパク質が不足しがちになる。

そのため、試合直後の食事でタンパク質を意識的にとる必要がある。

試合後の食事でタンパク質を多めに取ることも必要であるが、それだけでは足りないことが多いため試合直後30分後ぐらいにプロテインやゆで卵の摂取が推奨される。

また、補助食品として試合前のbcaaの摂取なども大切である。

 

+αとして、糖質を簡単に取るための粉飴の摂取量やトレーニング後に体を効率的に冷やすアイスラリーの仕方を教えていただいた。

粉飴は量を多くとりすぎると消化の負担になるため一回に30g程が推奨される。

アイスラリーは、冷たいものを食べて体を内側から冷やすアイシングの体内版のようなものである。

例えば、凍っている果物を食べることで体温を下げ、疲労回復や食欲増加が期待できる。

さらに、凍っている果物の中でもパインを食べることで消化酵素を上手く摂取でき、スイカを食べることでシトルリンの効果で血液の流れを良くすることができる。

 

 

 

【具体的な取り組み】

・朝食の内容は変えず、咀嚼回数を増やし、食べる時間を少し早める。

・試合直後にタンパク質を上手くとるために試合前からプロテイン等を準備しておく。

・使用量を守り、粉飴をプロテインと同時に摂取する。

・アイスラリーを試してみる。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

実際の選手の課題とそれに対する栄養士さんのアプローチ、選手の具体的な行動をご自身に置き換えて参考にしてみてください。

 

栄養指導フィードバックをもっと見る場合はこちらからご確認ください。

>>>栄養指導記事

 

栄養指導はアーゼライトの提供です。

 

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アスリートコレクション編集部

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