このシリーズでは、京都大学男子ラクロス部の選手に対して行っている月1回の管理栄養士さんによる栄養指導内容をご紹介していきます。
栄養指導を元にどのような考えのもと、どのような対策と具体的な行動をおこし、どのような結果や課題が出てくるのかをシーズンを通してチェックしていくシリーズです。
「栄養指導ってどうなの?」
「こんな時ってどんなものを食べれば良いの?」
など、実際の栄養指導の内容からヒントと学びを得ることも多いと思います。
目的の違う5名の選手に個人指導を行なっています。
自分の目的に近しい選手の栄養指導内容を見つけてチェックしてみてください。
選手Kの場合
「最高のコンディションを作る-編- Vol.7」では、選手Kに向けて10月に実施した食事カウンセリングのフィードバックの内容をもとにお伝えします。
【ゴール設定】
コンディションを管理し、怪我のない、最高のコンディションを作れるようにする
目的:安定したプレーを実施し練習効率を上げるため
現状の課題
◆試合でのパフォーマンスが低い
これまでの取り組み
●これまでの継続
●疲労が蓄積しているのでしっかりした睡眠と食事を心がける
カウンセリングの内容
どう改善していくか
①試合でのパフォーマンスがあまりよくない
フィジカルとか疲労感に関して問題なさそうな場合は、基本的にメンタルの場合が多い。
うまくいかないことの中で、自分で改善できることと、無理なものを分類する。
無理なことを考えても今後の改善できるところに目が向かなくなり成長が遅れるので、出来ることや改善できるところに目を向けて集中する。出来ないものは割り切る。思考は習慣。
②体温が低いと怪我や風邪のリスクが高くなるので汁物や水分量を意識して摂取する
摂取のタイミングは、朝起きてすぐの最も体温の低い時や、夜は日中で暖まった体温が低下している時や寝る前に摂取するのがポイント。
また、消化に良いものを摂取することを心がける。野菜も炒めるより茹でた方が消化しやすくなるので、茹でて汁物に加えると良い。
③食事の面でのコンディションについて
良い傾向なので②での汁物の点を取り入れつつこれまでの取り組みを継続。
【具体的な取り組み】
◆今自分が出来ることにフォーカスする
◆体温の低下する朝晩に汁物を摂取する
◆食事の取り組みは継続
まとめ
いかがだったでしょうか?
実際の選手の課題とそれに対する栄養士さんのアプローチ、選手の具体的な行動をご自身に置き換えて参考にしてみてください。
栄養指導フィードバックをもっと見る場合はこちらからご確認ください。
アスリートコレクション編集部
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