このシリーズでは、京都大学男子ラクロス部の選手に対して行っている月1回の管理栄養士さんによる栄養指導内容をご紹介していきます。
栄養指導を元にどのような考えのもと、どのような対策と具体的な行動をおこし、どのような結果や課題が出てくるのかをシーズンを通してチェックしていくシリーズです。
「栄養指導ってどうなの?」
「こんな時ってどんなものを食べれば良いの?」
など、実際の栄養指導の内容からヒントと学びを得ることも多いと思います。
目的の違う5名の選手に個人指導を行なっています。
自分の目的に近しい選手の栄養指導内容を見つけてチェックしてみてください。
選手Oの場合
「増量で当たり負けしない体づくり-編- Vol.7」では、選手Oに向けて10月に実施した食事カウンセリングのフィードバックの内容をもとにお伝えします。
【ゴール設定】
減量した体重を増やしつつ、体調やパフォーマンスも落ちない体づくり
現状の課題
体の状態、健康面、パフォーマンスは問題ない。
体重減少は77.5ほどなので、オフになったら増やしたい。
これまでの取り組み
前回のカウンセリングで、減少した体重を無理に増やさず、オフに徐々に増やす方が良いとアドバイスいただいたので、増量するぞというより、少しずつ増やしていこうという感じで、日常の食事も少し増やす程度で体重を維持することができた。
カウンセリングの内容
どう改善していくか
<オフの時の体重の増やし方>
脂肪をできるだけ増やさず、増量するなら週に0.3kg、1ヶ月1kgくらいを目安にする。
自分は少し脂肪も増えていいので、1ヶ月に3kgくらい増やしても良い。
【具体的な取り組み】
◆食事内容を変えて少しずつ体重増加を目指す
(ポン酢→胡麻ドレ、鶏胸肉より鶏もも肉、マヨネーズをかける、胡麻をとるなど)
◆魚の油なども活用する
まとめ
いかがだったでしょうか?
実際の選手の課題とそれに対する栄養士さんのアプローチ、選手の具体的な行動をご自身に置き換えて参考にしてみてください。
栄養指導フィードバックをもっと見る場合はこちらからご確認ください。
アスリートコレクション編集部
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