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【トップアスリートが考えるタンパク質吸収の重要性】
2017.12.20(更新日2018.04.23)

 

筋トレは筋肉を壊す行為であるため、超回復させるにはタンパク質を大量に必要とします。

一方で、大量のタンパク質を処理しなければならない消化機能腸内環境のサポートが疎かにされているケースが多くあります

今回は超回復に欠かせないタンパク質の消化オススメしたい対策をご紹介していきます。

 

タンパク質の消化不良がもたらす影響

大量の食事やタンパク質は消化されて初めて体内に吸収されて、栄養素として働いてくれます。

消化作業の殆どは内臓で行われ、体内で作られる消化酵素の働きにより、食べたものを細かく分解していきます。

そのため、食事量が増えれば増えるほど、内臓で消化酵素を作り出す負担が増加し、内臓疲労や胃もたれ、未消化のタンパク質による腸内環境の悪化などの原因となり、コンディション低下の要因にもなります。

 

また、消化しきれない栄養素が血中に漂うと、血流が悪くなるとも言われています。*

この状態を「ルロー」と呼び、体や筋肉に必要な酸素や栄養が行き渡りづらくなるため、トレーニング後の疲労回復に必要な栄養素が必要なタイミングで届かなくなってしまいます。

ルローが発生する要因は、未消化のタンパク質が赤血球同士をくっつけてしまう事が原因と言われています。*

この赤血球と赤血球を切り離してくれる働きをしてくれるのが体内で作られるタンパク質分解酵素の働きです。

つまり、血液をサラサラにして、必要な場所にいち早く必要なものを届けるには酵素の働きが不可欠なのです。

とはいえ、体内の消化酵素を多用することは消化機能の負担の増加は内臓疲労につながる可能性があります。

 

タンパク質を取る際の対策

ではタンパク質をたくさん摂取する必要があるアスリートに良い対策はないのでしょうか?

 

食べる回数を増やし少量を細かく摂取

1回で取る量を細かく分割する事で、1回の消化負担を極力減らしスムーズにタンパク質を消化吸収させる方法が良いと言われています。

1回で大量の水分を補給しても1時間に吸収できる量に限度があるように、食事の吸収にも個人によって限度がありますので、細かく分けて摂取した方が、負担を少なく、1日の摂取量をより多く摂取することも可能です。

 

酵素を意識する

食べた食事やタンパク質は体内で作られる酵素によって分解され吸収されます。お肉と一緒に生のパイナップルを食べると消化がスムーズに行われると言われるように、果物を食べる事食事の消化をサポートし、消化負担を軽減してくれると言われています。

 

生の野菜や果物には酵素が沢山含まれていると言われています。

外部から意識的に酵素を補う意識もタンパク質を摂取する上で大切にしたいポイントの1つだと思います。

是非参考にしてみてください。

 

 

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*<参考文献>

鶴見隆史・2009年4月28日・スプラウトひとつまみ健康法・株式会社幻冬社

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