今回は、夏の疲れの原因でもある胃腸の疲れについて紹介します。
夏の間に、暑さによる食欲低下や栄養不足、水分不足、自律神経の乱れ、偏った食事によって胃腸が弱ってしまっている可能性が高いです。
胃腸の疲れは全身の疲れに繋がってしまいます。
疲れた胃腸の調子を整えるための食品の選び方や意識したいことについてご紹介いたします!
夏の疲れの原因はコレ!
夏に疲れが溜まる大きな原因の一つとして考えられるのは・・・
自律神経の乱れ、食生活の乱れによる胃腸の働きの低下です。
●胃腸の働きが低下する理由
◆外と室内の温度差による自律神経の乱れが、胃腸の働きを低下させます。
◆体内の温度が高くなり、胃腸への血流が少なくなると胃腸の働きが低下します。
◆汗により塩分が不足すると胃酸が減少し、胃腸の働きが低下します。
胃腸の働きが低下している状態で、冷たい飲み物や食べ物ばかり食べたり、暴飲暴食が続くと、さらに胃腸の状態が悪化し、機能が低下してしまいます。
食前や食後に胃が痛くなったり、ゲップが頻繁に出るのも胃腸が弱っている証拠です。
夏は最も消化力が低下する時期なのです。
食欲の秋に向けて、低下した消化力を回復させ、しっかり栄養を消化吸収できる胃腸をつくっていきましょう!
夏に疲れた胃腸を回復させよう!
胃腸の状態を整えて機能を回復させることで、食べたものをしっかり消化吸収できるようになります。
胃腸を元気にすることで、体全体の疲れを回復することに繋がっていきます。
胃腸を回復させる為に出来ること
・消化に良い食べ物を食べる
・よく噛んで食べる
・胃を冷やさないようにする
胃腸が疲れて弱っている場合は、まず胃腸に負担をかけないように、消化の良い食べ物を食べることです。
スタミナ食よりも、胃腸へ負担がかからないもので栄養があるものを食べることがおすすめです。
また、よく噛んで食べることは、普段から大切なことですが、胃腸が弱っている時はよりしっかり噛んで食べることで、胃腸への負担は軽減します。
胃腸が弱っている時におすすめの食べ物
◆お粥、うどん
(柔らかくした食品は消化しやすく、エネルギーになりやすい)
◆スープ
(消化しやすく、具材によって様々な栄養を吸収できる)
◆納豆、オクラ、山芋などネバネバ系
(消化を促進する)
◆豆腐、卵、ササミ
(タンパク質は胃の粘膜を修復する)
◆甘酒
(栄養価が高く、アミノ酸が豊富)
◆生姜、梅干し、シソ、らっきょう
(胃酸の分泌を施してくれる)
◆ワカメ、昆布、もずくなど
(胃粘膜を保護する)
疲労回復におすすめの食べ物
◆ビタミンB1やB2を含むもの
(豚肉、豆腐、枝豆、納豆、ごま、レバー、玄米など)
ビタミンB1は発汗でも失われるので積極的に取りたいです。
ビタミンB1やB2はエネルギーの生産など、代謝に関わる重要なビタミンです。
ネギ、玉ねぎ、にんにくなどはビタミンB1の吸収を良くしてくれます。
胃腸を温める
◆夏に飲んでいた冷たい飲み物から、温かい飲み物に早めにシフトしていく。
◆夏野菜は体を冷やすので、秋が旬の食べ物を積極的に摂る。
◆たんぱく質が不足すると体は冷え安くなってしまうので、バランスの良い食事を心がける。
弱った胃腸を回復させるために、消化を促進するものや胃の粘膜を修復してくれるものなどを摂って、まずは胃腸の調子を整えることを意識してみてください。
胃腸が回復してから、スタミナ食などで力を付けたいですね。
まとめ
夏の暑い時期は、食欲の低下や偏食などで食生活が乱れやすく、栄養不足に陥りやすい時期です。
また、冷たい飲み物・食べ物が多くなることで、胃腸に負担がかかってしまいますし、食生活を気をつけていても、暑さによる自律神経の乱れによって胃腸の機能が低下している可能性もあります。
夏の終わりにはしっかり夏の胃腸疲れを回復させて、疲労を貯めないように心がけたいですね!
「疲れが取れない、調子が悪い」
といった症状が出ている場合は、胃腸の不調が考えられるので、胃に負担がかからない食べ物を参考にして少し意識してみてくださいね。
アスリートコレクション編集部
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