パフォーマンスをあげるために日々過酷なトレーニングを行っているアスリート。
身体のことを考えて、食事管理もストイックに行っている選手も多いと思います。
私も職業柄、基本身体のことを考えた食事を送っています。
そんな中よく聞かれるこの質問。
「たまに、おやつが食べたくなる。そんな時、食べるならどんなものがいいですか?」
おやつ=補食
と考えているアスリートですが、たまに甘いものやしょっぱいものなども食べたくなりますよね。
そんな時、どんなものを選んだらよりいいのでしょうか。
今回は栄養士の観点で、私が普段選手にお勧めしていて、私も食べるコンビニで売っている「おやつ」をご紹介します。
1)チョコレート
カカオ高めのものを選ぶのがポイント!
ポリフェノールの一種であるカカオ。
ポリフェノールには、血管壁をしなやなかにする、血圧を下げる、善玉コレステロールを増やす、強い抗酸化作用があることで有名です。
血圧が高い状態が続くのはよい状態ではありませんし、アスリートは過度な運動や紫外線や心身のストレスなどで活性酸素の影響を大きく受けます。
その中で抗酸化作用があるカカオはいいですね。
2)カットフルーツ・ドライフルーツなど
やはりビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素がしっかり摂れることがポイントです。
アスリートは、多くのビタミン・ミネラルを消費します。
また食物繊維は腸内環境を整える上でも大切な栄養素ですね。
ただ果物に含まれる果糖は、脂肪になりやすい性質をもっていますので、なるべく夜ではなく、日中のおやつとして食べることがお勧めです。
3)むき甘栗
たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富です。
注目したいのが亜鉛です。
亜鉛は、タンパク質と結合した状態で働きます。
細胞の材料として必要なミネラルです。
トレーニングを行うとき、体内に十分な亜鉛の量が貯蔵されていると、傷ついた筋組織の修復や、新陳代謝がスムーズに進みます。
いい補食になりそうですね。
4)フリーズドライ納豆
コンビニでも最近出てきているフリーズドライ納豆。
少しお菓子風に味付けられていて、甘じょっぱく、良いおやつになると思います。
元が納豆なので、タンパク質も摂れますし、すごく質が悪い!というものではないため、罪悪感なく食べていけるかと思います。
〜その他〜
甘い!しょっぱい!から外れますが、やっぱりお勧めなのが・・・
◆ヨーグルト・チーズ
タンパク質補給含め、カルシウムなどのミネラルを摂取できます。
アスリートにとって必要な栄養素ですがこれらの栄養素の不足が目立ちますので、お勧めです。
ヨーグルトを選ぶポイントとしては出来ればプレーン。
またタンパク質が凝縮されているものを選びましょう。
ヨーグルト100g当たりのタンパク質量が3g~10gを超すものまで、含まれている量に幅があります。
裏面の栄養成分を必ずチェックですね。
◆ナッツ
抗酸化力に長けており、質の高い油がしっかり入っています。
これらの栄養素はアスリートの疲労回復促進や、怪我予防、炎症緩和など様々なところに働きかけます。
油で揚げられていないものを選ぶのがポイントになります。
以上です。
ストイックに食事に取り組むのも良いですが、続けられないと意味がありません。
長く継続できる食事方法の選択肢としてこの記事が参考になると幸いです。
おすすめだからといって食べすぎには注意!!
あくまでも「おやつ」
そこをしっかり頭の片隅に置いておきましょうね!!