パリ・サンジェルマンが実践する選手のパフォーマンスを測定する筋力テストをご紹介します。
高校や大学ではスプリントスピードや中距離走のタイム測定を行うケースは多いですが、筋力のパフォーマンス測定を行なっているチームは少ないのではないでしょうか。
パリ・サンジェルマンの選手の能力基準と測定の重要性について一緒に見ていきましょう!
垂直跳び
垂直跳びのチーム平均は51.8cmです。
この選手は62.4cmと平均値を上回ってますね!
ご自身と比較してどうですか?
ベンチプレス
1秒間に1mを動かすスピードを測定しています。
チーム平均が0・75m/sに対して、この選手は0・92m/sと平均値を超えていますね。
この数値の測定環境はあまりない思いますが、とても大切な事に気づかせてくれますので「まとめ」と「出来る取り組み」でご紹介します。
スクワット
こちらもベンチプレス同様に1秒間に1mを動かすスピードを測定しています。
チーム平均が1・05m/sに対して、この選手は1・23m/sと平均値を超えていますね。
まとめ
選手の体格に応じて重さが異なっているのがわかると思います。
測定基準をダンベルの重さに設けるのではなく、自分の体格に対してどれくらいの重さをどれくらいのスピードで動かせる筋力を持っているのかを測定しています。
筋トレが重さを挙げることだけでなく、プレーシーンでいかに俊敏に体を動かすことが出来る筋力がそなわっているのかを判断する指標になります。
どれだけ重いバーベルを持ち上げられたとしても、一瞬の瞬発スピードがなければ、プレーシーンにおいても同様にキレがない動きになってしまうことが想像できますね。
出来る取り組み
実際、高校や大学の環境で瞬発スピードを測定するのは困難だと思います。
こんなことを意識してみてはいかがでしょうか?
(1)重量を1つの数値基準とする
(2)持ち上げる重さの瞬発スピードを意識する
(3)筋トレ=プレーのキレを意識する
サッカー選手の筋トレは体が重くなるなど、敬遠されがちですが、海外で戦える選手になるにはボール技術のみならず、しっかりと筋力パフォーマンスにも目を向け、スピードアップ、瞬発力、キレを意識して、ウエイトトレーニングを行いたいですね。
是非参考にしてみてください。
ウエイトトレーニングと一緒に押さえておきたいポイントはプロテイン!
上質なプロテインの摂取方法はサプリ?それとも食事?
トレーニングと一緒に栄養面の情報も押さえておきたい人はこちらも一緒にみていきましょう!
※こちらの動画は「Ericsson」様の貴重なyoutube作品です。
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