今回はトレーニングではなく、海外のトレーニング環境についてご紹介します。
日本代表・長谷部誠選手も所属するドイツ・アイントラハト・フランクフルトで活躍する黒川トレーナーから、フランクフルトのアメリカキャンプで訪れたレアル・ソルトレーク(アメリカ)の施設について情報を頂きましたのでご紹介します。
これまでも、アスリートコレクション で黒川トレーナーより現地の情報を何度か配信してもらっています。過去の記事はこちら>>>黒川トレーナー過去記事一覧
はじめに
僕は環境がもたらす影響は大きいと思っていて、どんな環境に身を置くかで、知らず知らずに高いレベルの習慣が身についたり、その逆であったりするのが環境だと思っています。
だから、環境という力を上手く使うべきだと思う。より高い環境に身を置く事であったり、自分にとって必要な環境を揃える事であったり。方法とレベルは色々あると思いますが、環境作りは大切にするべきだと。
今回海外の素晴らしい環境を知ることで、同じ設備は整わなくとも(多分日本では難しい)、自分の中での意識の変化であったり、視野が広がれば良いなと思って記事にさせて頂きました。
是非参考にしてみてください。
それでは早速!
黒川さんのコメント
先日のアメリカ・キャンプから。
ソルトレークでは、レアル・ソルトレークの施設を借りてキャンプを行いましたが施設の充実に驚きました。
育成年代からトップチームまでの施設がある敷地ないには4面天然芝フルコート、2面の屋内人工芝フルコート、フ...
先日のアメリカ・キャンプから。ソルトレークでは、レアル・ソルトレークの施設を借りてキャンプを行いましたが施設の充実に驚きました。
育成年代からトップチームまでの施設がある敷地ないには4面天然芝フルコート、2面の屋内人工芝フルコート、フィットネスジム、クラブハウス、スタジアム、寮、高校までもが併設。
サッカーが生活の身近にあり文化としてなりたっているのはヨーロッパと感じるけど、トレーニングだったりメディカルの施設やハード面はアメリカが力を入れているなと感じた。ここの施設は圧巻だった。
ジム施設
ユースチームのジム(1枚目の写真)でも素晴らしいと感じる環境ですが、トップチームはそれ以上ですね。
ハード面の充実=取り組み意識の高さ、重要度の現れとして、米国のウエイトトレーニングと日本のウエイトへの意識の差として感じます。
この設備を見るだけでワクワクします!
交代浴バス
トップチームはプールのような大きさの浴槽だったそうです。
ケア面への設備も充実していますね。
メディカルルーム
上の写真がトップチームのメディカルルームで、下がユースチームのメディカルルームです。
トップチームのメディカルルームは見ての通り、広くて、大きい・・・。
黒川さん曰く、グラウンドとジムへの導線(アクセス)が良く、選手スタッフの動きを考慮して作られているそうです。
ミーティングエリア
よく、ヨーロッパのトップクラブの映像で見かける映画館のようなミーティングエリアですね。シアタールームのようになっており、試合の映像なども大画面で確認しながらミーティングができるそうです。
室内練習場
人工芝でフルコート2面取れる広さ。
何より驚いたのは、冷房が完備されているという事。
今年の日本の夏のような猛暑でも、健康面に配慮してトレーニングが実施できる施設はそう簡単に日本ではできませんね。。。
野外練習場
4面の天然芝!!クオリティも申し分ないそうです。
その他施設
ユースの寮にある共用スペース。
軽食や娯楽が揃っており、テレビ、卓球、ビリヤード、サッカーテニス。
PlayStationまで揃っていたそうです。
ユースの寮にある室内サッカーテニス。
冷暖房完備。
ユース用のスタジアム。
トップチームがリーグ戦で使うスタジアムはここから車で20分ほどの別の場所。
トップチームが使うスタジアム。
まとめ
いかがだったでしょうか?
選手に対してこれだけの施設を設けて体づくり、コンディショニング、トレーニングを行っています。
「海外の選手がどんな環境下でトレーニングを行なっているのか?」それを知るだけでも、意識の持ち方を広げることができると思う。
今目の前に広がる光景や環境、習慣だけが世界ではないし、広い視野で物事を捉えられれば、目指すべき世界や意識も変わってくるのではないだろうか?
そういった意味で、海外の情報をこうして知り、意識的なスタンダードが変われば行動が変わると思う。
設備を整えるのは難しくても、意識の持ち方と、今ある環境下でできる努力を創意工夫を用いて行うことができれば自分の環境も変えられるのではないだろうか。
そんな思いで、黒川さんの貴重な体験をアスリートコレクション でシェアさせて頂きました。
最後に
黒川さん情報のご提供ありがとうございました!!
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