キレの強化にオススメな股関節周りのトレーニングをご紹介します。
サッカー選手は意識的に取り入れることが少ないですが、とても大切なトレーニングだと思うので是非参考にしてみてください。
はじめに、短距離のスプリンターをイメージしてもらいたいのですが、世界最速の男ウサインボルト選手など、スタートの姿勢から飛び出した瞬間は跳ね上がるように体を斜めに突っ込みますよね。
その時のパワーは下半身のみならず、股関節を曲げて太ももとお腹が近い距離から一気に股関節を伸ばすパワーによって爆発的な初速を生み出しています。
今回は爆発的な初速のパワーを意識して行う、股関節の伸展のトレーニングです。
それでは早速、動画1種目のトレーニングを参考にチェックしていきましょう。
トレーニングの方法
バーベルで負荷を設けて行います。
初めは負荷がない状態で挑戦してもOKです。
<メニュー>
膝立の状態から股関節の伸展を意識してジャンプして立ち上がります!
足を前後にズラしながらジャンプスクワットをします。
ボックスジャンプ
腸腰筋を使って素早く膝を引き上げてボックスに飛び乗りましょう!
<一連のメニュー>
1、ニージャンプ1回
2、スプリットジャンプ片足1回づつ
3、ボックスジャンプ1回
このメニューの繰り返しです!
ポイント
ニージャンプ
負荷をかけた状態でニージャンプを行うには、股関節の屈曲から伸展の瞬発的なパワーを使って状態を持ち上げると同時に、ジャンプした後に腸腰筋を使って瞬時に足をお腹に引きつけて着地するスピードが求められます
スプリットジャンプ
スプリットスクワットホップでは左右にバランスを崩さないこと。
軸をしっかりと意識して行います。
ボックスジャンプ
ボックスジャンプではニージャンプで意識した股関節の瞬発的なパワーと着地をする際の素早い足の引き上げを意識して行います。
まとめ
サッカーのトレーニングではなかなか、股関節の屈曲や進展だけを意識したトレーニングを取り入れる機会が少ないように思いますが、切り返し動作の多いサッカー選手にとって、股関節が曲がった(屈曲)した状態から次の1歩を踏み出すスピードとパワーそして、素早い2歩目の動き出しはとても大切な要素だと思い、僕自身よく取り入れていました。
これまで下半身だけを意識した動き出しをしていた人は股関節を使ったパワーをプラスしてみてはいかがでしょうか!
さらなるキレUPを目指して、是非参考にしてみてください。
関連トレーニング情報
◆スプリットスクワットホップ
(記事メニュー2番目)
※今回ご紹介した動画は「iamluisbadillojr」様の貴重なinstagram動画です。
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