このシリーズでは、京都大学男子ラクロス部の選手に対して行っている月1回の管理栄養士さんによる栄養指導内容をご紹介していきます。
栄養指導を元にどのような考えのもと、どのような対策と具体的な行動をおこし、どのような結果や課題が出てくるのかをシーズンを通してチェックしていくシリーズです。
「栄養指導ってどうなの?」
「こんな時ってどんなものを食べれば良いの?」
など、実際の栄養指導の内容からヒントと学びを得ることも多いと思います。
目的の違う5名の選手に個人指導を行なっています。
自分の目的に近しい選手の栄養指導内容を見つけてチェックしてみてください。
選手Oの場合
「増量で当たり負けしない体づくり-編- Vol.6」では、選手Oに向けて9月に実施した食事カウンセリングのフィードバックの内容をもとにお伝えします。
【ゴール設定】
夏終わり、シーズン終盤に80kgあるようにする。
あたり負けない体づくり。
胃腸を整える。
現状の課題
◆9月頭に体調を崩して、80kgあったのが、74kgまで落ちてしまった。
これまでの取り組み
●夏バテ対策として、麺や乳製品などでカロリーを補ってきた。
●スポーツドリンクや、自作の栄養ドリンクで運動中にエネルギーの枯渇が起こらないようにした。
●食事はこまめに摂るようにする。
カウンセリングの内容
どう改善していくか
<急激に減った体重をどうするか>
管理栄養士さんと面談した段階では、74kgから77kgくらいには戻っており、シーズン中の今、体重をガツンと増やし、80kgまで持っていくのは厳しく、あまり良くないので、78kgぐらいで落ち着けるイメージで。
また、冬オフで増やしていければいい。
シーズン終盤で疲労も溜まりやすくなってるので、胃腸からの疲労を減らすためにとにかくドカ食いをしないこと。
【具体的な取り組み】
◆今は体重を急激に増やすことを考えずに冬オフに増やしていけるようにする
◆ドカ食いをしない
まとめ
いかがだったでしょうか?
実際の選手の課題とそれに対する栄養士さんのアプローチ、選手の具体的な行動をご自身に置き換えて参考にしてみてください。
栄養指導フィードバックをもっと見る場合はこちらからご確認ください。
アスリートコレクション編集部
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