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【栄養指導から学ぶ】体重増加でプレーの幅を増やす-編- Vol.7
2021.12.20

このシリーズでは、京都大学男子ラクロス部の選手に対して行っている月1回の管理栄養士さんによる栄養指導内容をご紹介していきます。

 

栄養指導を元にどのような考えのもと、どのような対策と具体的な行動をおこし、どのような結果や課題が出てくるのかをシーズンを通してチェックしていくシリーズです。

 

「栄養指導ってどうなの?」

「こんな時ってどんなものを食べれば良いの?」

など、実際の栄養指導の内容からヒントと学びを得ることも多いと思います。

 

目的の違う5名の選手に個人指導を行なっています。

自分の目的に近しい選手の栄養指導内容を見つけてチェックしてみてください。

>>>他の選手を見る

 

選手Iの場合

「体重増加でプレーの幅を増やす-編- Vol.7」では、選手Iに向けて10月に実施した食事カウンセリングのフィードバックの内容をもとにお伝えします。

 

【ゴール設定】

体重維持(現在の体重:69kg)

プレーオフに向けてのコンディショニング

 

現状の課題

試合後の疲労感が残りやすい

◆間食が食べれなくなってきて、夕食が遅くなってしまう

 

 

これまでの取り組み

前回のカウンセリングでアドバイスをいただいたように、

試合後の夕食をしっかりとること、もし夕食が十分に取れなかったときに朝食をしっかりとること。さらに、試合後の睡眠はしっかりとることができた。

ただ、最近は今まで昼食と夕食の間に取っていた間食が取れなくなってきており、取れたとしても夕食の時間が遅くなってしまうという問題が出てきている。そのため、間食の量が減ってしまったり、そもそも食事の回数が朝、昼、夜の三回になってしまうことがあった。

 

 

カウンセリングの内容

どう改善していくか

<間食の量や回数の減少の問題と疲労感が残りやすいことについて>

●体の疲労について

体の疲労は内臓疲労につながり、消化時間が長くなるので、一度の食事で大量に食べるのは良くない。

また、冬季は体が冷えやすいので温かい汁物などを食べ体を温めることで、消化が良くなり体の負担が低くなる。

 

●間食の量や回数に関して

食事において大事なのは量よりも回数であるので回数は絶対に減らさない。

間食の量が減ってもいい(バナナやプロテインなどでもいい)ので頻度は保つ。

また、回数を確保しても量が減ってしまうと摂取カロリーが減ってしまうのでタンパク質の量は意識して摂るのも有効。

動物性と植物性のタンパク質をどちらもとることが大事なので豆腐などの摂取が大切。

 

 

【具体的な取り組み】

・食事の頻度は落とさず4回

・豆腐で植物性タンパク質をとる

・汁物で体を温め、消化を良くする

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

実際の選手の課題とそれに対する栄養士さんのアプローチ、選手の具体的な行動をご自身に置き換えて参考にしてみてください。

 

栄養指導フィードバックをもっと見る場合はこちらからご確認ください。

>>>栄養指導記事

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アスリートコレクション編集部

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