このシリーズでは、京都大学男子ラクロス部の選手に対して行っている月1回の管理栄養士さんによる栄養指導内容をご紹介していきます。
栄養指導を元にどのような考えのもと、どのような対策と具体的な行動をおこし、どのような結果や課題が出てくるのかをシーズンを通してチェックしていくシリーズです。
「栄養指導ってどうなの?」
「こんな時ってどんなものを食べれば良いの?」
など、実際の栄養指導の内容からヒントと学びを得ることも多いと思います。
目的の違う5名の選手に個人指導を行なっています。
自分の目的に近しい選手の栄養指導内容を見つけてチェックしてみてください。
選手Tの場合
「日々の食事から安定したコンディショニング作り-編- Vol.5」では、選手Tに向けて8月に実施した食事カウンセリングのフィードバックの内容をもとにお伝えします。
【ゴール設定】
試合に良いコンディションで挑める食事
現状の課題
◆4月から取り組んでいることの成果を実感できたので特になし
これまでの取り組み
・朝にバナナとフリーズドライの野菜(味噌汁)を食べる。
・朝、胃腸の疲れが体の疲れにつながっているので、夜のご飯の量を1.5合に減らす。
・一食で摂る肉の量を約150gにする。
・夜のタンパク質の不足をヨーグルトを食べることで補い、胃腸を整える。
・夜食べる量を減らした分、捕食をしっかり摂る。
・発酵食品を摂る。
・水分をしっかり摂る。
・試合後の補給。
カウンセリングの内容
どう改善していくか
●試合にベストコンディションで臨むために、試合前に意識して摂る食事方法。
●疲労を残さない食事や水分補給。
・ラントレは練習後のエネルギーが不足している状態で行っているので、練習後や、練習の終盤に掛けてスポーツドリンクを多めに摂って、ラントレ後の疲労の蓄積を抑える。
・夕方に試合がある時は、昼食の量を少し減らして、補食としてウイダーを飲む。
・今までやってきたことを継続。
【具体的な取り組み】
◆練習後や、練習の終盤に掛けてスポーツドリンクを多めに摂る
◆夕方に試合がある場合、捕食にウイダーを飲む
まとめ
いかがだったでしょうか?
実際の選手の課題とそれに対する栄養士さんのアプローチ、選手の具体的な行動をご自身に置き換えて参考にしてみてください。
栄養指導フィードバックをもっと見る場合はこちらからご確認ください。
アスリートコレクション編集部
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