夏も目の前!暑い中練習をすると、「食欲が湧かない」などの悩みも多いのではないでしょうか。
無理して食べることは身体に少なからずストレスを与えますので、自然と食べられる胃腸を作っていきたいですよね。
そこで今回は、消化器系を強くするポイントをお伝えします。
ポイントは3つ
1)しっかり咀嚼する!
2)1度に多くの量を食べようとしない!
3)ジェルなどに頼りすぎず、食欲促進スイッチを押す食べ物を食べる!
1つずつ詳しくみていきましょう!
1)しっかり咀嚼する!
食べ物の消化は、口の中で「噛む」という行動から始まります。
「噛むこと」は人が唯一自分でコントロールができる「消化」という行為です。
できるだけしっかり噛んで、食べ物を細分化したほうが、消化はスムーズに行われます。
ただでさえ、練習で、内蔵疲労をしている胃腸に、細分化していない食べ物を入れ続けると、胃腸は疲労し、余計に食欲不振になる傾向が強まります。
また暑いと、素麺や冷やし中華など食べやすい麺類の献立が多くなります。
麺類は無意識のうちに咀嚼数が減ります。
麺類も取り入れてよいですが、麺類ばかりに偏ることなく、ご飯も主食にしていけるといいですね。
しっかり噛む
↓
唾液が出る
↓
胃液を誘発
↓
消化吸収
この流れをうまく作っていきましょう。
2)1度に多くの量を食べようとしない!
「吐くまで食べろ」そんな言葉がまだ消えないスポーツの世界。
食べたものは吸収されてはじめて意味があります。吐いてしまっては無駄です。
たくさん食べられるようになるために、食べる努力をしていくことは大事ですが、いきなり多くを食べられるわけではないので、少しずつ量を増やしていきましょう。
いきなり多くのものを食べると、逆にダメージが多くなってしまい、消化器系に大きな負荷をかけることになります。
3食以外に捕食をうまく使い、消化器系に負担をかけない食べ方で、全体的な量を増やしていきましょう。
<余談ですが>
増量希望で食べていても体重が増えない方は要注意です!たくさん食べれば、通常体重は増量します。食べている割に増量しないのは、腸管での吸収機能が低下している可能性があります。
3)ジェルなどに頼りすぎず、食欲促進スイッチを押す食べ物を食べる!
なかなか食欲がない時に、ジェルなどの流動のものでエネルギー補給をする選手は多いですね。ジェルはストレスなく飲めるので、使い勝手は良いです。
ただ、ジェルばかりを飲むのはおすすめしていません。
ジェルなどの流動ものは、吸収後に大量の胃酸が胃に残りやすい傾向にあります。
これを続けてしまうと、胃酸が胃壁を傷つけ、胃に不快感を感じやすくなってしまいます。
ジェルに頼りすぎないように、食欲がない時にも食べやすく、胃酸の働きを良くする食品を紹介します!
・粘り気のあるもの
(山芋、オクラ、モロヘイヤなど)
・野菜(特に旬のもの)
(夏だと、トマト、きゅうり、ゴーヤ、なすなど)
・発酵食品
・お酢などの酸味のあるもの
ジェルを摂っているから大丈夫とは思わないように、上記の食品をうまく食卓に取り入れていきましょう。
次回はこれらを使ったレシピをご紹介しますね。
お楽しみに^^
以上3つのポイントを意識して、消化器系を強くしていきましょう。
身体が変化するには時間がかかります。1日でも早く、意識していけると、一流の選手に近づけますね。