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【水分補給における衛生管理】アスリートが気をつけたい3つのポイント!
2020.08.13(更新日2021.08.17)

 

水分補給の管理が欠かせない季節。

何を飲むか。どれだけ飲むか。などには気を使っている人も多いでしょう。

 

では、「衛生管理」について気をつけていることはありますか?

あなたの水筒、スクイズボトル、チームのウォータージャグ、コップは清潔ですか?

水分はどのように保管していますか?

 

アスリートにとって超重要事項である水分補給の質を上げるため、衛生管理についても気を使えるようになりましょう。

 

水分補給における衛生管理とは?

食べ物と同様、飲み物も雑菌が繁殖したり、腐敗したり、カビが発生したりということは起こり得ます。

 

特に症状が現れないことがほとんどですが、場合によっては腹痛や嘔吐を引き起こしたり、カビアレルギーに繋がってしまったりすることがあります。

 

気をつけてほしいポイントは3つ!

◆飲み物の保管

◆容器の清潔

◆口腔内の清潔

 

水分補給における衛生管理について、3つのポイントでご紹介していきます!

 

(1)飲み物の保管

練習の時、トレーニングの時、飲み物は何に入れて、どこで、どのように保管していますか?

 

飲み物の保管で一番注意したいのは温度管理です。

 

飲みかけのスポーツドリンクや麦茶などを冷蔵庫に入れることなく、鞄の中や屋外に置いていると雑菌の繁殖が進みやすくなります。

 

特にペットボトルやスクイズボトル、直飲みの水筒など口をつけて飲む容器に入れている場合は、口からの雑菌が飲み物の中に入るので、雑菌の繁殖が進みやすいです。

 

◆水筒やペットボトルの場合

可能であれば冷蔵庫に入れて保管しましょう。

難しい場合は保冷剤や保冷バックを活用し、できる限り涼しい場所に置くようにしてください。

◆ウォータージャグの場合

ドリンクの温度が5〜15℃に保てるように氷を入れて、できる限り直射日光の当たらない場所に置きましょう。

練習の最中に飲み物が常温になっていたり、温かくなったりしているようであれば、飲む前に中身を確認し、色が濁っていないか、白っぽいものが浮いていないかチェックしましょう。

 

濁りがあれば雑菌が繁殖しているサインです。

 

(2)容器の清潔

容器内にカビが発生していないか日々確認していますか?

 

中を覗くだけでなく、スクイズボトルや水筒の蓋やパッキン部分、ウォータージャグのコック、パッキン部分、分解して洗ったことはありますか?

◆カビが発生しやすい場所

分解して洗っていないと乾きにくい部分、常に湿気がある部分はカビが発生しやすい場所です。使うたびに分解して洗うようにしましょう。

定期的に塩素系漂白剤や酸素系漂白剤を使ってカビをしっかり落としておくこともおすすめです。

ドリンクの温度管理ができていたとしても、容器そのものにカビが発生していると衛生的とは言えません。使った容器は分解してしっかり洗って、よく乾かす。

 

競技に使用する道具と同じように、丁寧に管理するようにしましょう。

 

(3)口腔内の清潔

練習やトレーニングを行う環境にもよりますが、動いているうちに、舞い上がった砂や埃が口腔内に入ってしまいます。

◆運動で口腔内も汚れてしまいます

食事をする時汚れた手を洗うように、汚れた口腔内を一度きれいにしてから水分補給をするようにしましょう。

一度水でうがいをして、口腔内の砂や埃、ベタつきをとりましょう。

冷たい水でうがいをすることで、口腔内の温度を下げる効果もあります。

 

まとめ

いかがでしたか?

野球部マネージャー時代、ずっと洗われていないウォータージャグのコック部分が気になって、こっそり分解してみたときの衝撃は今でも忘れられない思い出です。笑

 

今年は特にコロナウイルス感染予防の観点からも、「衛生管理」は重要なポイントと言えます。

 

スクイズボトルやコップの回しのみをしないなど基本的な対策はもちろん必要ですね。

 

アスリートとして、水分補給の質を衛生管理の面からも高めていきましょう!

 

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【運動時の脱水・熱中症予防】自由飲水の重要性と注意点

【体温調節のための水分補給】ワンランクアップのポイント

 

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乳井 優生

2015年管理栄養士免許取得/株式会社東急スポーツオアシス/2016年株式会社イースウェア(料理教室主催、スポーツ栄養講習、栄養相談など)/2017年市立砺波総合病院(公認スポーツ栄養士養成課程受講開始)/2019年10月公認スポーツ栄養士登録/2020年〜フリーランスとして活動。レシピ執筆、記事監修、コラム執筆、スポーツ栄養講習、スポーツ栄養マネジメント、カウンセリングなどを行う。
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