アスリートが意識して摂取したいミネラルのひとつである「マグネシウム」
どうして必要なのか、どのような食材から摂取できるのかについて早速振り返ってみましょう!
ポイント①筋肉の弛緩に必要
運動中、筋肉は「弛緩」と「収縮」を繰り返しています。
弛緩に必要なミネラルがマグネシウム、収縮に必要なミネラルがカルシウムです。
このふたつのミネラルは摂取のバランスが重要です!
【カルシウム:マグネシウム=2:1】
の摂取比率をすすめる文献が多いです。
体内のバランスが悪いと脚がつりやすくなる可能性もあります。
ポイント②代謝の過程で必要
マグネシウムは「補酵素」として、生体内の様々な代謝過程に関わっており、エネルギー産生にも重要です。
補酵素とは、酵素の働きを助け、反応を進めてくれる役割を持ちます。
特にマグネシウムは数100種類の反応に関わっているといわれます。
日頃から食事をしっかり摂取し、たくさんのエネルギーを作り出しているアスリートは、ビタミン郡だけでなくマグネシウムも不足しないよう意識しておきたいですよね!
ポイント③強い骨をつくるために必要
「骨のために必要な栄養素」と聞くとカルシウムを思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、骨を強くするためにはマグネシウムも重要です。
さらに、マグネシウムが骨の中に入るカルシウム量を調整しています。
また、ポイント①でもお伝えした通り、カルシウムとマグネシウムはふたつのバランスが特に重要なため、カルシウムばかり摂取してしまうことはあまりおすすめしません。
カルシウムを多く含む食材と合わせての摂取を意識したいですね!
おすすめ食材
マグネシウムを多く含む食材はこちら
海藻類(わかめ、ひじき、のり、こんぶ など)
豆・大豆製品(大豆水煮、納豆、豆腐、厚揚げ、がんもどき など)
さつまいも
バナナ
アーモンド
ピーナッツ など
汁物や和物に使いやすい食材が多く、いつもの食事を大きく変えることもなく、プラスで取り入れやすいですね!
いかがでしたか?
見落としがちなマグネシウム。
カルシウムは一般的に摂取を促される場面も多いと思いますので、マグネシウムまで考えて食事を選択できるといいですね!
不足してそうだなと思った方は、すこしプラスするように意識してみてはいかがでしょうか?