ジュニア期の選手にとって、競技力向上の土台となるカラダつくりがとても大切です。
そのカラダづくりに欠かせない要因の一つが食事です。
子供達の将来の可能性を高めるために、ジュニア期の健全な発育と発達のために大切な食事についてご紹介します。
スポーツをしていると結果を出すためにトレーニングをさせることばかりに熱が入ってしまいがちです。しかし一方で、休養や栄養摂取にまで配慮が行き届いていないケースもあります。
今回は、個人やトレーニングに合わせた食事の基礎を見直してみましょう!
ジュニア期で大切にしたいポイント
「運動量に見合うエネルギーおよび栄養素を食事から摂取できていますか?」
エネルギーのバランスは大きく分けて3つあります。
①消費エネルギー > 摂取エネルギー
②消費エネルギー = 摂取エネルギー
③消費エネルギー < 摂取エネルギー
成長期は1日の運動消費エネルギーと同時に成長・発育を行うためにも栄養やエネルギーが必要です。
消費エネルギー < 摂取エネルギーのバランスを目指して食事をしっかり意識することが大切です。
小学校頃までの栄養摂取は保護者がコントロールする必要がありますが、ジュニア期(中学生くらい)に入ると栄養摂取に関する正しい知識を積極的に学び、各栄養素がどんな食品に含まれているのかを知る必要があります。
栄養バランスと必要エネルギーを意識しながら食事ができる習慣を身につけていきましょう!
ということで、ここで、自分の消費エネルギーを計算してみましょう!
自分の消費エネルギーを知ろう!
【JISS式消費エネルギー量の計算方法】
4つのステップで簡単に導くことができるので是非計算してみてください。
赤文字に自分の数字を当てはめてみてください!
ステップ1:除脂肪体重(LBM)を知る
あなたの体脂肪量(kg)= あなたの体重kg x あなたの体脂肪率% ÷ 100
除脂肪体重(LBM)kg = あなたの体重kg - あなたの体脂肪量kg
ステップ2:基礎代謝量を知る
あなたの基礎代謝量(アスリート) = 28.5 x あなたの除脂肪体重(LBM)
ステップ3:身体活動レベルを決める
身体活動レベルは、1日の消費エネルギー量が基礎代謝の何倍になるか?を示す数値です。
サッカー選手の場合は競技系スポーツと捉えた場合
・オフトレーニング時期が1.75
・通常練習期が2.00〜2.50
ステップ4:1日の消費エネルギー量を導き出す
消費エネルギー量kcal = あなたの基礎代謝量(ステップ2) x 身体活動レベル(ステップ3)
これがあなたの1日の消費エネルギーの目安です。
もちろん、トレーニングの量によっても変化してきますのであくまでも目安として捉え、
体重や体脂肪の数値も交えながら自分の体と相談しながら食事量の調整を行うのが良いです。
子供達が成長する「今」を逃しては「次はない」こと!
食べたものからしか体はつくられないということ!
食事を大切にしたいですね!
とは言うものの、必ず出てくる悩みが・・・
「食べれない」と言う悩み。
「無理やり食べろ!」ではなく、食べられるようになる工夫をする事!
そんな内容の記事も合わせてチェックしておきましょう!
>>>【食べれない・食べても大きくならない】食トレで結果をだす考え方!
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