前回は、海外遠征の前に準備しておいてほしい点についてお話しました。
前回の記事はこちら>>【海外遠征での食事のポイント!】〜事前準備編〜
今回は、海外遠征において必ず対策したい「時差対策」について、食事や機内での過ごし方のポイントをお伝えしていきます!
【1】機内食
機内食は脂質等が多く、選手には不向きのメニューである場合が多いです。
また、機内で3回も提供される場合もあります。
次のポイントをチェックして、機内での過ごし方を調整してみましょう。
◆時差と現地での食事時間から逆算し、出発前の食事から食事時間を少しずらしておく
◆飛行時間によっては、搭乗前に食事を済ませ、機内食は食べない
機内では、食事よりも体を休めることを優先して過ごすことも大切です。
機内で過ごす時間から、調整してください。
機内食は全て完食する必要はありません。
満腹まで食べることはせずに、現地での食事時間や空腹状態に合わせて、食事の量を調整しましょう。
必要な栄養素や不足した栄養素は、出発前・到着後にしっかり摂取することをお勧めします。
【2】水分摂取
機内は乾燥しやすく、体水分を失いやすいため、こまめに水分補給をすることが大切です。
水分が不足していると、脱水の時と同様、気分不良や消化不良などの原因となりますので、食事時以外でも、こまめに摂ることをおすすめします。
◆搭乗前やトランジットの時に水分補給用の飲み物を購入しておく
◆アルコールは脱水や睡眠の質の低下に繋がるため、控える
【3】睡眠の工夫
時差によって体内時計が狂ってしまい、
◆疲れが抜けない
◆消化吸収がうまくできない
上記のようなことが考えられ、ベストコンディションで試合に臨めなくなる可能性があります。
現地入りして、眠気が強い場合は次の対策がお勧めです。
◆昼寝などの仮眠を取り入れる
ただし、15~20分程度にとどめておくこと!
◆機内でアイマスクや耳栓を使用する
◆現地時間に合わせて、光を浴びる時間をコントロールしておく
昼寝などの仮眠で寝すぎると、かえって時差ボケがひどくなってしまったり、疲労感が増してしまう可能性があります。
20分程で起きるのはつらい場合もあるかもしれませんが、そこは絶対に守るべきポイントです!
いかがでしたか?
日本とできるだけ同じコンディションを維持するためにも、機内での過ごし方を工夫していきましょう。
次回は海外遠征シリーズの最終回です。
より食事にフォーカスした内容ですので、お楽しみに!