左右のストロークの入れ替わりと、ローテーション動作とのタイミングを学習するドリルワークです。肩のラインよりも前(頭側)で、左右の腕を入れ替えるようにし、ローテーション動作を合わせて、ワンストロークで大きな推進力を生み出していきます。ローテーション動作を行なう時に、フラットになる時間を意識的に取り組めるとなお良いでしょう。
目次
①水中正面から見たポイント
②水中横から見たポイント
③陸上正面から見たポイント
④陸上横から見たポイント
⑤陸上真上から見たポイント
①水中正面から見たポイント
肩のラインよりも前で左右のストロークを入れ替えるようにし、片側のストロークで水を後方へ押しながら、もう片方の腕を前方へ伸ばし、グライドしていきます。ローテーションが右(左)から左(右)へ入れ替わる途中に、必ずフラットな局面を通っていることを確認しながら行ない、ワンストロークで大きく進む感覚を得られるとよいでしょう。
動画で動作を確認しよう!
②水中横から見たポイント
ローテーション動作で身体が傾いても、キックを下方向へ打ち込み、姿勢を安定させることができるようにしましょう(クォーターサイドキックを参照してください)。
クォーターサイドキックはこちら
>>>https://www.athlete-collection.com/swim/crawl/quarter-sidekick/
動画で動作を確認しよう!
③陸上正面から見たポイント
頭頂部が水面に位置するところで ヘッドポジションを安定させましょう。胸椎の回旋よりも、骨盤の傾きは少し抑えることで、キックが下方向へ打ちやすくなり、姿勢が安定します。特に腹斜筋群を使っている感覚が得られるとよいですね。
動画で動作を確認しよう!
⑤陸上横から見たポイント
肩のラインよりも前(頭側)に、両腕が位置している局面を作ります。この時に、水面を境目にして、水上と水中で同じような肘を立てた腕の形ができているとよいでしょう。また、この局面のときに、ローテーションからフラット姿勢へ移行できているか確認しましょう。
前方で待っている腕が、逆側のリカバリー動作中に、左右にブレたり、下がったりしないように、上腕位置を安定させておきましょう。
動画で動作を確認しましょう!
⑥陸上真上から見たポイント
真上から確認すると、肩のラインよりも前(頭側)に両腕が位置し、身体もフラットになる局面があることが、はっきり確認できますね。
動画で動作を確認しましょう!
※泳ぎの技術には諸説あり、アプローチの方法もいくつも存在します。このサイトで紹介した情報が全てではありませんので、予めご承知置きのうえ、参考にしていただけましたら幸いです。