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【コンビネーションでストロークとキックのタイミングを合わせる!(2)】6ビートスイム
2018.08.30

 

2ビートスイムで確認した、キャッチ〜プルでグッと進む感覚にプラスして、プル〜プッシュとプッシュ〜リカバリーの局面であと1回ずつのキックを入れて、ワンストロークサイクルの中で6回のキックを入れて泳ぎます。

 

ストロークとキックだけでなく、動作中にフラットポジションの時間があることを認識しながら取り組めると、より良いでしょう。

 

また、キックが大振りになると、ストロークとのタイミングが合わなくなりますので、振り幅のコントロールや足先の力みがないようにすることも大事なポイントになります。

>>>2ビートスイム解説記事

 

目次

①水中横から見たポイント

②陸上横から見たポイント

③水中正面から見たポイント

④陸上正面から見たポイント

 

 ①水中横から見たポイント

2ビートスイムで確認した「ストロークとキックの力発揮を合わせ、グッと力を水へ伝えるタイミングで体がフラットなポジションにある」というポイントは、6ビートスイムでも必ず頭に置いておきましょう。

 

ローテーション動作では必ずフラットなポジションを通ることをイメージできていると、泳ぎがブレにくくなり、力を発揮しやすく、その力を水へ上手に伝えることができるでしょう。

 

1つ目のキックは2ビートで確認したように、キャッチで水をとらえる局面と、キャッチと同側のキック(足)で水をとらえる局面がほぼ同じタイミングで始まり(上段写真:手前側の腕と脚)、ストロークとキックの力発揮を合わせます

プル〜プッシュへ移行していく際に2つ目のキック(写真:ストロークと逆側の足)が入ります。

 

ストロークと反対の腕(写真:奥側の腕)は抵抗の小さなグライド姿勢をしっかり維持しているのがわかります。

 

ストローク動作は、腕の付け根からの力発揮を意識すること、そして、指先で水底をなぞるようなイメージで動かし、手のひらが最後まで後ろを向いているようにする(写真:手前側の腕)ことで、ワンストロークで大きく進むことができるようになるでしょう。

 

3つ目のキックは、プッシュ〜リカバリーのところでストロークと同側(写真:手前の足)のキックが入ります。

 

2つ目のキックの時と同様に、逆側の腕は抵抗のない姿勢を維持して、次のキャッチ〜プルとキックを合わせる準備の時間にもなります。

 

1つ目のキックは力発揮をストロークと合わせる必要がありますが、2つ目と3つ目はできるだけ抵抗を大きくしないように、振り幅を小さくすることを意識できると良いでしょう。

 

6回のキックが全て同じ強さではなく、抑揚のあるキックを打つことができるように取り組んでみてください。

 

動画で動作を確認しましょう!

 

 

②陸上横から見たポイント

リカバリー動作から入水する手(写真:奥側の腕)と、キャッチで水をとらえている手(写真:手前の腕)の両方の腕が、頭よりも前にあり、フラットなポジションを通っていることがわかります。

 

キックの振り幅を抑え、水上に足が必要以上に出ないようにしなやかなキックを意識しましょう。

 

動画で動作を確認しましょう!

 

③水中正面から見たポイント

6ビートスイムでも、2ビートスイムの時と同様にキャッチ〜プルとキックのタイミング、ローテーション動作中のフラットなポジションを確認してみましょう。

 

ストローク動作は指先が水底を指し、手のひらが後ろを向いていることもわかります。

 

キック動作の強弱にも注意して取り組んでみましょう。

 

動画で動作を確認しましょう!

 

④陸上正面から見たポイント

陸上正面からも確認してみましょう。

 

リカバリー動作から入水した手とキャッチで水をとらえている手の両方の腕が、頭よりも前にあり、フラットなポジションを通っていることがわかります。

 

動画で動作を確認しましょう!

 

 

 

※泳ぎの技術には諸説あり、アプローチの方法もいくつも存在します。このサイトで紹介した情報が全てではありませんので、予めご承知置きのうえ、参考にしていただけましたら幸いです。

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元200m自由形日本記録保持者/元400m・800mリレー日本記録メンバー/1998年アジア大会金メダルリスト/2001年福岡世界選手権ファイナリスト/1993〜2015年まで23年連続日本選手権(2011年代表選考会を加算)に出場/40歳を過ぎた現在でも未だ日本の第一線で活躍中の鉄人スイマー/全国各地でスイムクリニックや研修会の講師を務め、ジュニアからマスターズスイマー、トップアスリートまで幅広く指導
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