2ビートスイム(ワンストロークサイクル中に2回のキックを打つ)で、ストロークとキック、ローテーションのタイミングを合わせ、キャッチ〜プルでグッと進む感覚を養っていきます。
この2ビートスイムのタイミングは、6ビートスイムの基本にもなります。ストロークとキックだけでなく、動作中にフラットポジションの時間があることを認識しながら取り組めると、より良いでしょう。
目次
①水中横から見たポイント
②陸上横から見たポイント
③水中正面から見たポイント
④陸上正面から見たポイント
①水中横から見たポイント
キャッチで水をとらえる局面と、キャッチと同側のキック(足)で水をとらえる局面がほぼ同じタイミングで始まり(上段写真:奥側の腕と脚)、ストロークとキックの力発揮を合わせます(下段写真)。
上段写真:リカバリー動作から入水した手(写真:手前の腕)と、キャッチで水をとらえている手(写真:奥側の腕)の両方の腕が、頭よりも前にあることがわかります。ドリルのハーフチェンジオーバーやチェンジオーバーでの注意点を思い出して、スイムでも同じように意識できるとよいですね。
下段写真:ストロークとキックの力発揮を合わせ、グッと力を水へ伝えるタイミングでは、体がフラットなポジションにあることがわかります。ローテーション動作では必ずフラットなポジションを通ることをイメージできていると、泳ぎがブレにくくなり、力を発揮しやすく、その力を水へ上手に伝えることができるでしょう。
ストローク動作は、腕の付け根からの動き(力発揮)を意識すること、そして、指先で水底をなぞるようなイメージで動かし、手のひらが最後まで後ろを向いているようにする(写真:右手)ことで、ワンストロークで大きく進むことができるようになるでしょう。
動画で動作を確認しましょう!
②陸上横から見たポイント
次は陸上横から、水中横で述べたポイントを確認してみてください。
リカバリー動作から入水した手(写真:奥側の腕)と、キャッチで水をとらえている手(写真:手前の腕)の両方の腕が、頭よりも前にあり、フラットなポジションを通っていることがわかります。
動画で動作を確認しましょう!
③水中正面から見たポイント
水中正面からも、水中横で述べたポイントを確認してみましょう。
キャッチとキックのタイミング。ローテーション動作中のフラットなポジション。ストローク動作は指先が水底を指し、手のひらが後ろを向いている。
動画で動作を確認しましょう!
④陸上正面から見たポイント
陸上正面からも確認してみましょう。
リカバリー動作から入水した手とキャッチで水をとらえている手の両方の腕が、頭よりも前にあり、フラットなポジションを通っていることがわかります。
動画で動作を確認しましょう!
※泳ぎの技術には諸説あり、アプローチの方法もいくつも存在します。このサイトで紹介した情報が全てではありませんので、予めご承知置きのうえ、参考にしていただけましたら幸いです。