効率の良いストローク動作を行なううえで、肩甲骨のポジションは非常に重要な要素になります。
肩甲骨を挙上させてしまうことで、僧帽筋が過剰に働き、肩が上がった状態のままストロークをしたり、猫背で肩甲骨が離れ、背中が丸まってしまったままの姿勢で泳いでしまっていたり、そういったスイマーの方を意外と多く見受けます。
力が発揮しやすく、肩を痛めないストローク動作を身につけるために、肩甲骨の正しいポジションの作り方を確認していきましょう。
トレーニングの方法
肩を後ろに回す動作を行なうことで、肩甲骨を正しい位置に導いていきます。
肩を後ろに回し、肩甲骨の位置を下げる(下制)ようにしていきます。この時に左右の肩甲骨同士が、やや内側に近づくポジション(内転)を意識しましょう!軽く胸を張っているような姿勢になればOKです。
わかりづらい場合
わかりづらい時は、肩に手を添え、腕を後ろに回すようにおこなってください。
肘が真下に向いた時に手を下ろすと、軽く胸を張ったような形になり、正しい位置をとりやすくなります。
左右の肩甲骨同士がやや内側により、軽く胸を張ったような状態になりますが、元々が猫背気味の人は、すごく胸を張っている感覚になるかもしれません。
注意ポイント
左右の肩甲骨同士を過剰に寄せてしまい、胸が張り過ぎた状態の姿勢になっていないか。また、腹圧が抜けて腰が反った状態なっていないか、しっかり確認して行なうようにしましょう。
次のステップ
肩甲骨の正しい位置を作れる様になったら、肩甲骨の位置を意識してストリームラインを作っていこう!
※泳ぎの技術には諸説あり、アプローチの方法もいくつも存在します。このサイトで紹介した情報が全てではありませんので、予めご承知置きのうえ、参考にしていただけましたら幸いです。