今回はクロールや背泳ぎで大切な、胸椎ローテーションのエクササイズをご紹介します。
クロールでいうとローテーション動作のとき、姿勢を安定させるためには、身体が傾いた状態でも、キックは水底方向へ強く蹴り込むことが大切です。
胸椎回旋の可動域が小さいとローテーション動作の際に、上半身の傾きに下半身(骨盤)が連れられて大きく傾き過ぎてしまうことが考えられます。このような状態だと、キックを水底方向へ打ち込むことが困難になり、コアが不安定になりやすく、泳ぎがブレる原因の一つとなってしまいます。
安定した泳姿勢をつくるためにも可動域を広げる努力をすること。そして、エクササイズ中には実際のローテーション動作を意識して取り組んでいきましょう!
トレーニングの方法
写真のように地面に横向きになり、股関節、膝関節を90度に曲げます。
両膝の間に小さなボールやクッションなどを挟むとやりやすくなりますよ。
上半身をゆっくり回旋させて胸を開いていきますが、骨盤が一緒に傾いたり、膝が開いたりしないように注意し、下半身を安定させておこなうようにしましょう。
まとめ
今回紹介したような脊柱回旋のエクササイズを取り入れて、その可動性を高めておくことが、より速く、より美しく泳ぐための要素の一つになります。
下半身を安定させた状態で、上半身をダイナミックに動かすことができるようになって、効率の良い泳ぎ(動作)を水中で体現できるように、しっかり取り組んでくださいね。
今回の陸上トレーニングと一緒に「キックで安定した姿勢を作ろう!(2)クォーターサイドキック」の記事を読んでみてください。
陸上トレーニングと水中でのローテーションのイメージがリンクしやすくなりますよ!
※泳ぎの技術には諸説あり、アプローチの方法もいくつも存在します。このサイトで紹介した情報が全てではありませんので、予めご承知置きのうえ、参考にしていただけましたら幸いです。