ボールを受ける前必ず右・左と首をふる。
ボールを蹴る前も必ず右・左と首をふる。
近所の公園でお父さんと一緒にボールを蹴る男の子を10分ほど眺めながら、非常に首振りの動作がしっかりと体に染み付いているな!
と思うと同時に1つの違和感を感じた。
「右・左」
「右・左」
「右・左」
「右・左」
いかなる時も「右・左」だということに気がついた。
癖って、良くもあるが悪くもある。
「コンフォートゾーン」
「コンフォートゾーン」と言う言葉を耳にしたことはありますか?
ビジネスや自己啓発系の本などで耳にするケースが多いのですが、どういう意味かというと「安心地帯」・「居心地のいい場所」という意味です。
自分の殻を破って成長していくには
「コンフォートゾーン」を飛び出せ!
と言われています。
つまり、自分が居心地のいい慣れ親しんだ場所から、違和感、ストレスの感じる新しい世界に一歩足を踏み入れてみると、世界が広がるよって話です。
サッカーにおけるコンフォートゾーン
「右・左」の話からいきなりなんでコンフォートゾーンの話をしているんだって思われるかもしれませんが、サッカーのプレーの中にもコンフォートゾーンがあると思っています。
「右・左」の少年の様に、選手には必ず癖というものが存在しています。そしてそれは、本人は意外と気がついていなかったりします。
例えば
ここでパスを受けたら必ず、こういうタッチをする癖。
相手を背負いながらボールを受けた時に必ず、こういう貰い方をする癖。
コンフォートゾーンから出ることでプレーの幅が広がる
こういうタッチをすれば、ボールを失うケースが少ない。
自分の中でこれまで失わなかった経験値があって、同じような状況では同じプレーを選択することがあった。
でもある時、ビデオで客観的に自分のプレーを見ていた時に感じた。
ボール失ってないけど、全然怖くないじゃん。
むしろ、持たされてる感。。。
これをやっている限り成長はないなと思った。
ボールを失わない事はとても大切なことではあるが、もしかするとほんの少し何かを変えるだけで、ボールを失わないどころか、前を向けるチャンスが広がるボールのもらい方ができるかもしれない。
いや、ボールの置き位置を変えることでフィニッシュまでいける懐が生まれるかもしれない。
ボールを失わない確率を維持した状態で、プラスアルファの可能性を見出していくには、プレーの中でコンフォートゾーンを出てみる試みを練習中にトライしていく必要がる。
そうすることで、
また新しい可能性が生まれてくる。
それを常に考え、広めていく事。
そのためにはコンフォートゾーンを出るようなトライが大切だと思った。
不安とリスクがあって良い
サッカーで、ちょっと不安に感じるくらいの行動やプレーに挑戦した時、ボールをリスクに晒してしまう恐怖心と、うまくいった時の新しい世界の発見。
これは表裏一体。
だから練習でトライしなければならない。
新しい世界を発見したのであれば、その時に生じるリスクを潰すすべをまた考えればいいと思う。
サッカーも仕事もなんでも、常に新しい世界を見にいく好奇心が成長を生み出してくれる。
公園でボールを蹴る少年を見て、自分自身に改めて言い聞かせたのはそんな事でした。
食事での悩みも「ボトルネック」を確認した上でトライすることが大切。
これもとても伝えたい内容なので、よかったら読んでみてください。
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