疲労が抜けないのは「栄養が不足している」と言われれば、「じゃーもっと食べなきゃ」そう思うのが一般的なのではないでしょうか?
と同時に
「まだ食べなきゃいけないのか・・・」そう感じる選手も多いと思います。
今回は、「食べているのに疲労が抜けない、体が大きくならない。」そんな悩みを持っている選手に、食べる量ではなくて、消化能力に問題があるんじゃないか?そんな話をご紹介します。
参考にしていただければ嬉しいです。
原因は食事量だけではない!
栄養の採血試験を行っている、とあるクリニックの話ですが
栄養不足の原因の1つとして消化能力不足があげられると言います。
どういうことかというと、必要な栄養量を食べていたとしても消化能力が不足していることで、結果的に栄養は体内に取り込めず、栄養不足になっているということです。
アスリートにとって、しっかり食べる事はトレーニングの1つでもあり、食べる意識が強いアスリートが多い一方で、食べていても栄養が不足している。
この状態の存在を知らない選手も多いと思います。
食事量を増やすなら消化能力も増やす
アスリートはトレーニングの強度と共に、食事量も増えていきますよね。
トレーニングでダメージを受けた細胞や筋肉を修復するための栄養素を確保する為に、多くの食事が必要になってくる。これは多くの選手が意識している。
良く言われるには、消費エネルギーよりも摂取エネルギーが多くなければならないということ。
そして、これは、食べる量が増えることをも意味するのですが、食べる量が増えると同時に対応しなければならないのが消化能力です。
どれだけ食事量が増えても、消化能力が不足していては十分な栄養を体内に取り込むことができません。
冒頭でご紹介したクリニックの事例のように、消化能力が低いことにより、食事量は足りているけども、体内に取り込まれた栄養は足りていない。
そんな状態が発生してしまいます。
消化能力を高める方法
では、消化能力を高めるにはどうすれば良いのか?
消化能力は持って生まれた遺伝子や生まれ育った食環境にも影響を及ぼされます。その為、鍛えようと思ってすぐに鍛えられ、能力が上がるものではないと思っています。
消化能力を強くしようと思って、無理に大量の食事を取れば、胃袋は無理に大きく膨らむかもしれませんが、胃にためこめる量が増えるだけで、消化能力は別物だと思います。
また、無理に詰め込む食事は「アスリートの疲労」に繋がります。
食事が疲労の原因になる理由についてはこちらを参考にしてみてください。
食事量が増えると同時に出来ることは、消化に負担がかからないような工夫を行うことです。
食習慣の中で、消化負担の少ない調理法や食事法、食習慣を意識するだけでも違います。
具体的な方法についてはこちらの記事に書いてあります。
まとめ
自分が狙っている結果が出ない。
その要因は、努力が足りない、努力の仕方が間違っている、何かボトルネックが存在しているなど、様々だと思いますが、高い意識を持って食事からコンディショニングや肉体を変えようと思っているのに上手く結果に繋がらない要因は「消化能力」というボトルネックが存在しているからかもしれません。
結果に繋がらない理由を推測する、見つける事も大切な能力の1つだと思います。
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