今日は僕の息子(2歳半)の卵アレルギーが解禁になった経験から、アスリートって食事の狭さが原因で、トレーニングなど出来ることに制限がかかるケースがあると思っています。だから、食事を豊かにする事(食の選択肢を増やす事)って物凄く価値があることなんじゃないか?
そんな内容の記事を書いてみました。体づくりや疲労回復悩まれている方は1つの視点として呼んでみてください。
体質的に制限される経験
まず、僕の2歳の息子の話ですが、物を食べ始めた頃に卵アレルギーがあり、卵を避ける生活をしばらくしていました。成長と同時に丁度2歳になったころからそろそろ大丈夫なんじゃないか?という事で、病院で少しずつ卵を食べる量を増やしながら、卵の耐性をチェックして、先日卵アレルギーなしです!ということで、卵料理が解禁になりました。
それからというもの、ありとあらゆるものが食べられるようになりました。一番助かったのは妻で、これまで卵を避けて食事を考えていたのが、考えなくてもよくなったのでだいぶ楽になったと言っています。
食べられるものが増えるということ
で、僕の息子に限らず、食物アレルギーを持っている人は成人でも多いですよね。
卵や蕎麦、あと、スポーツ選手で有名なところで言えば、テニスのジョコビッチ選手のようにグルテンなんかもそうですよね。
ここで、ふと考えるのですが、サプリメントの仕事をしているとアスリートと関わる機会が多いので、色々と話を聞きます。
そんな中で、食事に関して、普段は食べれるけど、シーズンの中で食べれなくなるケースがある。海外遠征先で食べれなくなるケースがある。という話を耳にします。
例えばボディビル選手の例
例えば、ボディビルの選手ですが、普段はプロテインも卵も普通に食べれるけど、減量に気なると食べれなくなるそうです。
減量期になると、腸が敏感になり、消化に負担がかかるタンパク質を摂りすぎると、うまく消化できずに、ガスが出てお腹が張ってしまったり、浮腫みが出てしまったりするので、卵やプロテインが取れなくなるそうです。
ビルダーさんにとって、タンパク質が摂れないって、最後の仕上げの部分でこれは辛すぎますよね。
これは、一つの例ですが、アレルギーがない選手でも、体の状態やコンディション、環境によって食事に制限がかかってしまうと言う点では同じだと僕は思っています。
食事によって出来ることが制限される
では、なぜ食事に制限がかかると良くないのか?
今ご紹介したビルダーの例で言えば、タンパク質がうまく摂れなくなるということは、トレーニングをしても栄養が取り込めないので、ガンガントレーニングしよう!とはならないですよね。(むしろできない)
それと一緒で、食べれないのに、その食事量をはるかに上回るトレーニングは逆効果であるのと一緒で、食が細い選手や食べれない選手がトレーニングメニュー優先で食事を置いてけぼりにした状態でトレーニングと食事をこなすのは良くない。
頭ではわかっているが、食事とトレーニングの関係はどうしてもこんな感じになりがちです。
まとめ
食べれる種類、食べれる量、つまりは、食べる能力が高ければ、食事の選択肢の幅が格段に広がります。
これは、選手にとってもサポートする側にとっても助かります。
で、食べる能力がある選手は同時に、様々なトレーニングができる能力につながります。 言い換えれば、食べる能力に応じて、挑戦出来るトレーニングが決まると言っても過言ではないのではないと思います。
そう言った意味で、監督やトレーナー、指導者目線でも、食べる能力(食事の豊かさ)は備えていてほしい能力です。
欲しいものは何でも手に入るこの時代に、今後僕たちは「食べる能力と食事の豊かさ」を求めていくことになるんだと勝手に想像しています。食べる能力がある状態で、何を食べるか?そこに大きな差が生まれる気がしているので、消化吸収を意識して、食べる能力を養っていくことは大切だと思っています。
一つの視点として参考にしていただければ嬉しいです。
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