アスリートでも意外と冷えに悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
今回は意外と多いアスリートの冷えと腸内環境に対するアプローチについてご紹介します。
これからの時期はより一層冷えによるコンディション低下の可能性もありますので一緒にみていきましょう。
冷え性と腸内環境
突然ですが、以前とあるサッカーチームでアンケートを実施しました。
質問内容は
・排便の頻度
・便の硬さ
・冷えを感じる
アンケート結果を見る限りでは、1日3回、状態の良い排便を行なっている選手は数えるほどしかいませんでした。
と同時に面白かったのは、「冷えを感じる」と回答した選手の多くが便秘がちだったこと。
実は、冷えも腸と密接な関係があり、腸内環境が悪いと便秘になり、便秘になると代謝も血行も悪くなるので、冷えの原因になる。そのためには腸を冷やさないことも大切ですが、食事や生活習慣の改善による腸内環境の改善が大切とも言われています。*(1)
このアンケートは選手のコンディションを把握するために実施したので、決して信憑性のあるデータではありませんが、「冷え」は腸内環境と関係があると言われる内容と偶然にもリンクしていたので面白い傾向でした。
腸内環境はパフォーマンスに影響を及ぼす
一方でパフォーマンスに関して
アスリートは試合で最高のパフォーマンスを発揮するために日々トレーニングを行なっています。
誰もがベストなコンディションで試合に臨めるよう調整を行なっていますが、うまく調整できないケースも少なくありません。
コンディションを崩したアスリートに見られる傾向として、消化器系や腸管機能のコンディションが低下がみられることが多いとも言われています。
ただ、その原因は明らかになっていないと言われていますが、アスリートのパフォーマンスにおいて、腸内環境の可能性は注目を集めています。
アスリートのパフォーマンスアップの鍵「腸内細菌」
実際に、アスリートの腸内環境、腸内細菌(腸内フローラ)に対する研究が盛んに行われています。
サッカー元日本代表の鈴木啓太選手が腸内細菌の解析を行うサービスを実施する事業を展開し、アスリートのパフォーマンスアップに繋がるヒントを研究しています。
原因は明らかになっていませんが、腸内環境に何らかの可能性を感じている人が多いのも事実です。
冷え性の選手は既にマイナスからスタートしている
アスリートのパフォーマンスアップの可能性を秘めた存在である腸内環境(腸内細菌)に対して、普段より冷えを感じている選手は既にコンディションが低下した状態でトレーニングやパフォーマンスを行なっている可能性があります。
腸内環境は食事からの栄養吸収、トレーニングの疲労回復にも欠かせないパーツです。
コンディションとトレーニングの成果をより高める意味でも、腸内環境を意識したピッチ外での生活習慣の心がけが大切かもしれません。
<参考文献>
(1)2017 YOMEISHU SEIZO CO.,LTD.「2014年5月号】肌荒れや冷えの原因は「腸」?! あなたの「腸年齢」は何歳?」<http://www.yomeishu.co.jp/genkigenki/feature/140428/>2017年11月14日アクセス
アスリートコレクション編集部
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