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【体が大きくならない】沢山食べても栄養は足りていない現象が起きている?
2018.06.27(更新日2018.07.08)

aselight+protain

 

食事もトレーニングもやっただけで満足してはいけないと思っている。

結果に繋がらない努力であれば、それはただ「やった感」を味わえるだけ。

今回は、結果に繋がる食事について記事にしてみました。

 

特に、「食べれない」「食べても体が大きくならない」そんな悩みに対して、ただ無理して沢山の食事を食べるのではなく、食べれない、変化がないのであれば、別のアプローチを考えることが大切であることをご紹介したい。

 

 

以前、「【とにかく食べろ!】じゃなくて、食べれるようになる工夫が大切。」で食べる工夫について書いたが、全ての食事において僕は「食べただけで満足してはいけない」と思っている。

 

「ドンブリ茶碗に3倍飯を食え!」

選手時代によく聞いた言葉であり、無理して食べている選手を沢山見てきた。

でも、その取り組む姿勢には少し疑問を感じていた。

 

何かというと

とにかく胃袋に詰め込む!

詰め込めばOK!

そんな感じがしていた。

 

決められた食事を食べて胃袋に詰め込めばそれでOKなのか?

詰め込んだものが全て体の栄養になる

これがもし、そうではないとしたらどうだろうか?

頑張って詰め込んだものが10%しか体の栄養になっていないとしたらどうだろうか?

そんなことをふと疑問に思った。

 

世界NO1テニスプレーヤ「ジョコビッチ」選手はグルテンという物質が体内で消化できない体質であるが故にグルテンを食べるとアレルギー反応が出てしまう。

人それぞれの体質によって異なり、食事は必ずしも体にとって良いことばかりではなく、体に害になる、負担になるケースもある。

そう考えると「食べたものが全て体の栄養になる」ということではないと思う。

牛乳を飲むと下痢をしたり、その人個人の消化能力によって体に取り入れられる栄養素はかわるのではないだろうか。

 

つまり

せっかく栄養面、食事面に意識を配り、良い食事をしていたとしても、食べたつもりでも、体内に取り込めていなければ意味がない。それは食べていないのと同じ。栄養不足になる。

 

最近では、飽食なのに栄養不足という問題が新聞や雑誌でも見かけるようになった。

想像し難いかもしれないが、食べているのに栄養は足りていない。そんな状況が発生しているということ。

 

もし、この状態がアスリートにも起こっているとしたら

食べているつもりでも、栄養が足りていなかったとしたら。

疲労が回復できない、成長に栄養を回せない、身長が伸びない、体が大きくならない・・・・

やってるつもりが、出来ていない事になる。

やってもやっても結果が出ない状況。

 

そんな状況はアスリートとして避けなければならない。

つまり、「食べた物が全て体の栄養になる」が成立する、もしくは近ずける努力を行うことが「食べているのに体が大きくならない」と悩む選手には必要ではないかと思う。

そのためには、消化・吸収を意識した食事が必要。

そして、消化・吸収を意識した食事は「食べれない」 悩みに対しても関係してくる。食べれない原因はお腹が空いていないから。お腹が空いていない原因はまだ消化できていないことも1つの要因だと思う。

 

どれだけ食事回数を増やしても、1回の量がうまく消化されずに、次の補食や食事の時期がくればお腹が空かないし、食べれないのも良くわかる。

 

食べれない。という選手もまた、消化・吸収の効率を高めてあげることが、次の補食や食事でしっかり栄養を補給できる準備を行う意味で大切。

 

僕が毎月状態を見せてもらっているとあるジュニアチームでは、「食べる努力」「食べられる工夫」「消化を意識した食事」この取り組みでチーム全体が1年で劇的に変わった。

体重はこの1年で10kg増加し、身長も10cm近く伸びている選手が沢山いる。

もちろん、体の変化に伴うパフォーマンスが向上した結果もついてきている。

このチームの取り組みについてはこちらでご紹介します。

>>>「食細くて食べれない」そんな集団が1年で体格も身長も変わった!アメリカさながらの取り組み

 

話は冒頭に戻るが、

もし、食事からの栄養吸収率が悪く、全然栄養を摂取できていない状態で、ただひたすら食べるという行為を続けていたとしたらどうだろうか?

もし、自分が栄養の吸収率が悪い可能性があると知ったのであれば、絶対にただ食べるだけの対策を取ることはないだろう。

吸収率をあげるための何らかの対策を考えるのが普通。

食事に対して「食べろ」というのは簡単だし、食べるノルマを与えることも簡単だが、同時に原因や対策を考えて、結果に結びつけて行くことも大切だと思う。

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アスリートコレクション編集部

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